病理医からの説明 2016年9月
術後6日目の続きからです。
おば達が帰り少しソワソワしていると、先生との予約時間になりました。
面談は外来だったため、久しぶりにパジャマから着替えました。
お化粧は入院中は不可のため何もしていません。
まだ傷口が痛いため、少し前かがみでゆっくり歩いて外来へ。
すでに泣きそうなのを必死で抑えながら、先生に呼ばれ部屋に入りました。
先生は、病理医からのレポートを元に
朝一で教えてくださった事と同じように「良いとも悪いとも言えない」と
伝えてくださいました。
そのため追加手術をするかしないか難しいところだそう。
というのも、私はまだ妊娠可能な年齢のため
将来を考えるとおいそれと手術を決められません。
そして違う病院で診てもらうよう勧められました。
この近辺では一番大きい大学病院に
婦人科の病理が得意な先生がいらっしゃると教えてくれました。
そこでもう一度診断をしてもらった方がいい。
この話を聞いて自分がどう感じたかあまり覚えていません。
すごくショックでしたがまだはっきりと悪性と言われたわけではないので
恐怖よりも不安ばかりで、我慢しましたがやっぱり泣いてしまいました。
一生懸命涙をぬぐって病理医の先生のところへ
その先生と一緒に3人で向かいました。
病理医の先生の話は聞いて本当に良かったです。
なぜこういう診断になったのかの理由を聞くことができ、
その結果をもって、告知後の目の前真っ暗な毎日の中で根拠ある希望として
強く信じることができたからです。
※ ただし、あくまでネットで調べた事なのでそれが本当かどうかは分かりません。
病理医の先生は、とてもやさしい方でした。
私たちが部屋に着いた時はその部屋には仕事中の他の先生がいらっしゃったのですが
席を外すよう促してくださり、
また、説明の直前まで調べていてくださり
帰りには励ましの言葉までかけてくださいました。
病理医の先生は素人に分かりやすく説明してくださいました。
※ここから先は、あくまでN病院の病理医の先生が
私のサンプルを元にお話しして下さった内容ですので
これが他の方に当てはまるのかどうかは私にはわかりません。
あくまで「こういう人がいるんだな」程度でお聞きいただけますと幸いです。
子宮筋腫を悪性か良性か判断するには4つのポイントがあるらしく
4つ全て当てはまらない場合は良性、4つ全て当てはまる場合は悪性だそうです。
そこでその一つ一つについて正常な場合と私の場合を
顕微鏡の画像を使って説明してくださいました。
私の場合、4つのうち3つ当てはまっていました。
しかしただ一つ、「凝固壊死の有無」については、私は当てはまっていませんでした。
結果として下った診断は「悪性度不明の子宮平滑筋種」
実はこの時は、この診断が病名だと理解しておらず、
N病院では病名を付けられない不明な状態なのだと思っていました。
その後ネットでこういう病名があると知ってもそれでも
自分はまだそういう診断が下ったわけではない、
あくまで「不明」なのだと、そう思い込むようにしていました。
良性か悪性か判断できない状態=悪性度不明の子宮平滑筋種なんですけどね^^;
この診察の後は母とどういう会話をしたのか覚えていません。
母が帰った後は、ぼーっとしては泣いて
泣いても無駄だから考えるのやめよう!と前向きになって
すぐまたぼけっとして涙が出て。
それを繰り返していました。
大学病院での受診については、病院から手配してくれるらしく
1枚だけ何か書類を書きました。
画像を持って行かなくてはならないということで、
準備ができ次第、N病院に自分で取りに来ることになりました。
まだこの時は子供が産めなくなるかもしれないというショックの方が
大きかったと思います。
すぐにそれどころではなくなってきます。