佐藤めがねの闘病記録

子宮平滑筋肉腫と告知されました

手術前のCTの結果について 2016年10月

こんにちは、佐藤めがねです。
今日も長いです。
よろしくお願いします。



前回少し触れたようにこの時はCTの結果を当日教えてもらえました。
そしてその結果は何もありませんでした。
吐きそうなほどに緊張していましたがやっと解放されました。
この日の主な質問は以下の通りです。
時間が限られているので、前もってノートにメモしていたものを取り出し
一つずつ説明を聞きます。
 
まず、子宮筋腫は良性から悪性に変わることはあるのか
 先生「ありますねー」(即答)
がーん、でしたね。笑
だって、ネットでは良性から悪性にはならないって書かれていたんですよ。
私は7年前には筋腫があったことが分かっていまして
悪性にならない=最初から悪性と考えると、
その期間ずっとお腹にあったならとっくに転移してるはずだと思ったんです
でも転移してない。それならこれは良性では?と素人なりに考えていましたが
あっさりと打ち破られました。
 
次に入院のベッドは自動リクライニング機能はついているかどうかの確認。
 先生「えぇそうですねーちゃんとリクライニングですよー」
1回目の手術後、ビバリクライニングベッド!と思っておりました。
あれがないと起きられない。起きられないと歩けない。絶対に必要でした。
大学病院まできてリクライニングじゃないとは思いませんでしたが
なんでも念のためです。
 
それから、CTで転移がないと分かったが、手術でもそれを確認してもらえるのか
(というかしてほしい)
 答え:「ちゃんとみます。見える範囲はもちんですが
     臓器の裏など見えないところも手を入れて確認します」
画像診断だけではなく、実際に見て確認してほしかったんですよね。
これまた何かのサイトで「(CTMRIより)開腹して見るのが一番確実」と読んだので、確実に転移していないことを先生に確認してほしかったんです。
安心しました。
 
あとは、次のMRIの検査の流れや、乳がん検診の精密検査を受けることも伝えました。
いちおう乳房あたりの画像も見てくれまして
「うーん」と言われただけでどうこうというお話はもちろんなかったのですが、
特に怪しいものはなさそう、という印象を教えてくれました。
 
ちなみに、転移はなかったのですが
お腹に何かある、ということは言われました。
「腫瘍という感じではないんですよねー
血の塊かなー?
次のMRIでも見てみましょうかねー」
 
今思えばなかなかの不安要素だと思うのですが
この時の私には「転移なし」しか聞こえていないので
「おう!しっかり調べてくれよな!」くらいにしか思っていませんでした。
CTの報告書でも「仮性動脈瘤?」と?マーク付きでよくわからなかったようです。
 
最後に、執刀医について
まだ決まっていないと言われたので
「先生がいいです!」と母と二人で猛烈にリクエストしたりしました。
どこかで「肉腫は最初の手術が肝心」とか見た記憶がありまして……
私にとっての最初の手術はN病院なのですがね、でも
平滑筋肉腫の第一の治療が外科的手術である限り
肉腫についての見解があって、
私の経緯を全部知ってくれている先生に執刀してほしかったんです。
 
私はこの日ついに、これからも生きていけるための医学的根拠を
手に入れることができました。うれしい!!
まだなんとも言えない状況なのは分かっていますが、それでも
現状では転移していない事が、私と母にとっては大きな希望になりました。
後は子宮を取ってしまえば絶対に大丈夫!!!
この日からそう繰り返し言うようになりました。
 
「取ってしまえば!」と軽々しく言えることではないんですが
やっぱり生きてこそだと、そう考えて無理やり前向きに捉えていました。
 
告知からちょうど2週間。
遠くにいる親友にも結果を連絡しました。
不安と期待と入り混じった涙を流しながら文章を書いた事を覚えています。
「絶対にこれからも生きていくんだから!大丈夫!生きていける!!」
 
うまく言えないのですが、そう実感しました。
「生きていきたい」ではなくて「生きていける」
そう思えた日でした。