佐藤めがねの闘病記録

子宮平滑筋肉腫と告知されました

術後の月経について 2016年10月

おはようございます。
大雨の影響はいかがでしょうか。

もし抗がん剤治療中の方が被災されていたら、
しんどくて仕方ないでしょう。
無理なさらずに。
体力があって片づけをされるのであれば
怪我には本当にお気をつけください。

自分で片づけできるような地域だと、
あまり支援物資もいってないのではない、とかないでしょうかね、
心配ですね。
被害が大きいところから支援が始まるでしょうしそういうものなのは分かりますが
家屋の被害の大小にかかわらず、被災された方々の状況は
良いとは言えないでしょう。
片づけの手袋やタオルなど、小さな避難所にも届けられるといいのですが。

さて。
今日はちょっと月経についての記事です。
素直に書いています。
そういう話が苦手な方には申し訳ないです。

生理って、嫌でたまらなかったですが、
いつの間にか無いことに慣れてしまって
この快適さを当たり前に感じています。
何もかも、予定も服装も持ち物も全て、生理を基準に生活していましたが
全く考慮しなくていいのはとても気が楽です。
抗がん剤治療中にもしあの重い生理が来ていたら、と考えると
恐ろしいです。
婦人科系ではなく、生理とともに治療をされている患者さんには
本当に本当に大変ですね、と声をかけたいです。
医師に相談するなり薬を飲むなり
何かしらの解決がすぐ見つかりますように。

では始めます。今日も長いです。



術後検診から5日後。明日はMRIという時です。
例のヤツがきたんですよ、ヤツが!
まさかの予定通り!もう驚きですよね。
どんだけ真面目なんだっていう。笑
 
術後もほんとぴったりにきて驚いたのですが
絶対に本体の私よりも格段に多いストレスを感じていたはずの子宮は
なんとも律儀に通常のリズムで動いてくれていました。
こんなにも素晴らしい働きをしていたのになんで病気になったんやろう……
 
実は手術前にずっと狙っていたことがあるんです。
それは筋腫があった時となかった時の生理の違いを観察し、
絶対に軽くなったはずなのでその喜びをかみしめたい!!

残念ながらこれが最後の生理で
さらに、術後の痛みもまだありましたので
何がどう違うのかなかなか分かりませんでした。
でも、「感じ取れる部分は全部感じ取ろう!」とめっちゃ意気込みました。
意識するとかえって痛みを強く感じたりするから
よくないんですけどね(^^;)
 
その「意識しすぎ」を前提に私の筋腫(肉腫でしたが)あるなしの
たった一回だけの生理の違いを比較してみましょう。
繰り返しますが、術後ですので
状態は少々特殊だったかと思います。
あと、素直に直接的に表現しています。
苦手な方には申し訳ございません。
 
排卵のにおいの軽減
 術前は排卵から生理が始まるまで、においがきつかったです。
 おりものの量もあり、つねにデオドラント効果のあるシートを使用していましたが
 今回は全く気になりませんでした。
 手術では卵巣を触っていたのでそもそも排卵していたのかもわかりませんが。
②おりものの量の激減
 におい同様、全く気になりませんでした。
 以前はひどいときはナプキンを使用するくらいの量があり、
 シートを使用しない日のほうが少ないくらい期間も長かったです。
 今回は術後の出血のために使用していましたが、
 おりもののために使用することはありませんでした。
③痛み
 術前は大変痛みが強く、始まる前からピークが過ぎるまでは
 一日3回きちんと鎮痛剤を飲み、過ぎても一日1~2回、
 なぜか終わりかけに再度痛くなり、また3回服用するサイクルでした。
 この時は、始まる前日に一回、一日目に1回ロキソニンを飲んだだけでした。
 以前はちゃんと出始める日が一番痛かったのですが、それもじんわり痛い程度。
 少し様子を見て午後に徐々に痛くなったから飲んだくらいで
 前のように「絶対これすぐ痛くなるからすぐ飲まないと」という感覚はありませんでした。
 筋腫があると生理痛が強いと聞いたことがありますが、
 これは私の場合はまさにその通りだったんだなーって思います。
④全体の経血量は変わらず?ただし二日目は少なかった!
 意気込んでいたにも関わらず量に関してはメモをしていない!
 あまり変わらなかったような気がします。
 万全の対策で素晴らしく大きな生理用品を使用しても汚す、という事は
 ありませんでした。
 生理中は休日の朝寝坊は厳禁で必ず一度起きてトイレへ行くようにしており、
 それでもだいたい一回は布団かズボンを汚していましたが
 この時はセーフだったはず。
 いわゆる「二日目」の量が爆発的に増加することがなかったと思います。
⑤質
 生々しい話が続いて申し訳ないですが、これで最後です。
 ある程度固形が出るのは通常の範囲だと聞きましたし、
 これに関しては術前もそうだったと思っていますが
 術後は固形がほぼ無し。非常にさらさらしていました。
 女性ならわかると思いますが、あの「あっ……」という感覚は
 あまりありませんでした。
 そうそう、この「あっ」っていうのがですね
 術前、つまり筋腫(肉腫)が大きくなってからちょっと変化していました。
 はっきりと液体が流れているのを実感できるんですよね。
 それも一瞬ではなく数秒程度。
 慌ててトイレに行って「あちゃー…」ということが増えていました。
 
 
以上です。
生々しいお話にお付き合いいただきありがとうございます。
こうして書いてみると、どう考えても術前は生理が重かったよなーって
つくづく思いますね。
でも自分はただの筋腫だし、みんなも色々苦労してるんだろうなって
そう思って我慢していました。これが普通なんだろうって。

生理の始まり方もスロースターターになり
(いわゆる二日目と言われる日が五日目に来たり)
先ほど書いたように、質も変化していきていました。
そのことを以前婦人科の先生に相談したことがあるのですが
「そういう人もいます」「年齢とともに変化しますから」と言われ
これもまた私の中で、重い生理を「仕方ない」で片づける一因でした。
 
これは闘病を通して理解したのですが、
他人がつらいからって自分のつらさが軽減することはない!!(断言)
「周りも我慢しているんだから」って自分も痛みを我慢する必要なんてない!
……と思っています。
抗がん剤をしたら多くの人がハゲるから、自分がハゲても悲しくない?
そんな訳ないじゃないですか。
仕方ないなーと思う事もありますよ。
でも、それと悲しい、つらい、痛い、は別のお話ですよ。
周囲も生理重いと言いながら頑張っているんだから
自分も頑張らないと、と思うのは悪いことではないでしょうが
頑張るというのは「病院に行かずに自分で解決する」とは違いますよね?
周りがどうだとかは結構どうでもよくて
今自分が痛い、つらいのであれば、どこかに相談し
何かしら解決する方法を探る方が前向きだと思います。
 
それと、個人的な感想なんですけども
私は生活が生理を中心に流れていて、予定も全部それに合わせて組み立てて
頭の中はそればっかりでした。
痛みやつらさを共有したいという気持ちが結構ありましたが
普段はあんまり生理の話をすることがありませんでした。
女友達が少ない、というのはありますが
(男友達は少ないどころかいませんが、)
そういう交友関係の寂しさはおいておいて、
盛り上がりたいわけではないのですが、もう少し
この生理の話というのが、比較的容易に話せる環境があったらいいなって
そう思っています。
どこでも誰とでも大声で話そう!とかいう極論ではないですよ。
現状話せている人もいると思いますけどもね。
あんまり普通ではないという事に早く気づくことも重要だと思います。
 
私の場合は、早く気づけば良かったかと言えばそうでもないと思っているので
それはまた別のお話。
 
本日も長々とお付き合いいただき、ありがとうございます。